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SCS評価制度にかかる費用:IPA の登録料と、専門家・評価機関・支援会社への支払い

更新日:2026年9月27日 作成:SCS対策比較ラボ 編集部(調査の方法と編集の方針)

SCS評価制度で IPA に払う登録料は、★3が1万円(1年分)、★4が6万円(3年分)です(2028年3月31日までの申請。税込み)。このほかに、社外の専門家や評価機関に頼む費用がかかることがありますが、その金額は制度では決まらず、それぞれとの契約で決まります(基本規程 6.5 ③)。

SCS評価制度の費用とは

★を取得(登録)するときの費用は、大きく3つに分けられます。★は、公式には IPA の台帳への「登録」です(基本規程 3.1.1・3.2.1)。

費用の種類 払う先 金額の決まり方
登録料 IPA IPA が公表(料金設定のお知らせ)
専門家・評価機関への支払い 社外の SCSセキュリティ専門家(★3)、評価機関(★4) 契約で決まる(基本規程 6.5 ③)
準備・対策の費用 支援会社、ツールの提供元など(自社で進めるなら社内の工数) 各社の料金や見積もり

IPA の登録料

IPA は2026年9月18日に「料金設定のお知らせ」を出しました。★3・★4の登録料は次のとおりです(料金には消費税と地方消費税を含みます)。

段階 2028年3月31日までの申請 2028年4月1日以降の申請
★3 10,000円(1年分) 20,000円(1年分)
★4 60,000円(3年分) 60,000円(3年分)

出典:料金設定のお知らせ(IPA、2026-09-18)

  • どちらの料金になるかは、申請日で決まります
  • ★3・★4の受付は、2027年3月以降に始まる予定です
  • ★3の有効期間は1年、★4は3年です(基本規程 3.1.2・3.2.2)。★3は毎年更新するので、登録料も年ごとに考えます

申請料は確認できず

基本規程 6.5 ① は、登録希望組織が「申請料」と「登録料」を払うと定めています。ただ、料金設定のお知らせには★3・★4の申請料の金額が書かれていません。★3・★4の申請料があるかどうかと金額は、2026-09-27 時点で確認できませんでした。IPA よくある質問 Q3-4 も「今後公開予定」のままです(最終更新 2026-05-29)。

専門家の登録料

SCSセキュリティ専門家として IPA に登録する料金は、無料とされています(料金設定のお知らせ。表では「料金案」と書かれています)。これは専門家になる人の費用で、★を取得(登録)する企業が払うものではありません。

専門家・評価機関への支払い

制度では金額を決めていない

基本規程 6.5 ③ は、登録希望組織が社外の★3確認責任者(専門家)や評価機関に払う費用は、それぞれとの契約で決まると定めています。IPA の指定申請 FAQ(No.6)でも、評価や研修の料金を制度で決める規定はないと説明しています。

そのため、「★3の専門家確認は〇円」「★4の第三者評価は〇円」という公式の相場はありません。評価機関はまだ指定されておらず、IPA の予定では2026年12月下旬に公表されます(第3回配付資料 p.4)。

費用に関わりそうな要素

制度の資料から、手間の大きさに関わる点を挙げます。金額そのものは各社の見積もりで確かめてください。

  • ★3:専門家は書類を確認します。実地審査と技術検証はありません(制度構築方針 p.23)。社内に要件を満たす専門家がいれば、社外に頼まずに進めることもできます
  • ★4:文書確認・実地審査・技術検証がそれぞれ「1日~2日程度」と想定されています(実地審査と技術検証は準備と報告書作成を除く。制度構築方針 p.23)
  • 適用範囲:評価の対象にする範囲をどこまでにするかで、確かめる機器や規程の量が変わります(制度構築方針 p.9、p.12)
  • 更新:★3は毎年、専門家の確認を受けた自己評価の更新版を出します。★4は1年ごとの自己評価と、3年ごとの第三者評価があります(基本規程 3.1.2・3.2.2)

支援会社に頼む場合の料金の出し方

準備を支援会社に頼む場合、料金の出し方にはいくつかの型があります。当サイトが調べた60件の支援サービスのうち、料金の金額を公開しているのは18件でした(2026-09-27 確認)。残りは問い合わせや見積もりで決まります。

料金の出し方 中身 向いている場面
パック型 「★3対応」「現状診断」など、範囲を決めて1回の料金で頼む やることの範囲がはっきりしている
月額型 伴走支援を、月ごとの料金で一定期間続ける 担当者が少なく、長めに相談しながら進めたい
見積もり型 会社の規模や適用範囲を聞いてから金額を出す 拠点やシステムが多く、範囲が読みにくい
ツールの月額 自己評価や文書づくりを助けるツールを、月ごとの料金で使う 自社で進めつつ、作業を効率よくしたい

料金を比べるときは、次の点をそろえて見ると違いがわかりやすくなります。

  • どの★(★3、★4)までを対象にしているか
  • 専門家の確認や技術検証が料金に入っているか、別料金か
  • 登録後の更新(★3の毎年の更新、★4の年ごとの自己評価)を支援に含むか
  • 税込みか税別か、期間はどのくらいか

各社の料金と支援の種類は比較表にまとめています。中小企業で★3を目指す場合は★3を目指す中小企業向けのページ、自社で進めたい場合はツールで自社対応したい場合のページも参考にしてください。

費用を抑えるために使える公的な支援

  • お助け隊サービス(新類型)の実証:IPA が、★3・★4の取得(登録)を助ける新しい型の支援サービスを実証しています。中小企業の参加は無料で、参加事業者の1社に直接申し込みます(IPA 実証ページ)。参加事業者と対象地域は IPA のページで公表されています
  • 取引先との価格交渉:経済産業省と公正取引委員会は、SCS評価制度に基づく対策の要請を受けた企業が、対策の費用について発注者と価格交渉をする想定事例を公表しています(2025-12-26)。取引先から★を求められた場合は取引先から★を求められたときも読んでください

SCS評価制度の★や新類型と補助金の関係は、公式の資料では確認できませんでした。

進め方と注意点

  • 「★を取るには特定の製品が要る」という理由で高い費用を求められたら、立ち止まって確かめてください。評価基準を満たすのに特定の製品は求められていません(経済産業省 FAQ Q10)。詳しくは不適切な勧誘に注意を見てください
  • 評価の手順は評価の流れで、どこに費用がかかるかと合わせて確かめると、見積もりを比べやすくなります

まとめ

  • IPA の登録料は、★3が1万円(1年分)、★4が6万円(3年分)です(2028年3月31日までの申請)。2028年4月1日以降は★3が2万円になります
  • ★3・★4の申請料があるかどうかは確認できませんでした
  • 社外の専門家や評価機関に払う費用は、制度では決まらず、それぞれとの契約で決まります
  • 支援会社の料金は、パック型・月額型・見積もり型・ツールの月額などの型があります。金額を公開しているのは調べた60件のうち18件です

参考にした情報

記事の内容は2026年9月27日時点の情報です。支援サービスの内容は比較表で確認できます。制度の最新の内容は、経済産業省・IPA の公式情報をご確認ください。

目的別

目的別のおすすめ SCS評価制度の支援サービス3選

調査した60件から、よくある目的ごとに、条件を公開情報で確認できたサービスを紹介しています。

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確認日:2026年9月27日。条件をすべて公開情報で確認できたサービスが複数ある場合の選び方は、各「選定条件と確認結果」のページに記載しています。